キャリアとライフという側面から中長期的ビジョンを
これから学生のみなさんが、充実した社会人生活を過ごしていくためには、中長期的なビジョンをもつことをおすすめします。私は人事という立場から多くの学生の方々と接していますが、現在や過去を対象に自己分析を行っている人たちは多いものの、未来の価値観を予測している人は少ないのではないかと感じています。目先のことや数年先のことだけでなく10年後、そしてさらにその先のビジョンを描いていけば、明確な目標に沿って行動していくことができます。たとえば私の入社時の目標は、「経済人として20年目までに日本経済に影響を与えられる人」というものでした。13年目を迎えた現在、節目節目での手応えを感じつつ、次なる目標へ向けて邁進しています。
そしてこのようなビジョンを実現するためには、キャリアとライフという二つの側面から考えてみてください。前者は何歳くらいまでにどのような仕事に従事し、またどのように成長していきたいのか。一方後者は自分の人生設計に必要な収入・勤務地・勤務時間・休日休暇などの諸条件を把握するということです。そしてそれを就職活動のエッセンスに取り入れて臨んでいけば、より満足できる結果が得られると思います。キャリアと同時に、ライフも社会人生活における重要な事柄と理解して、就職活動では積極的な質問を心がけてみてください。。
失敗を恐れない気持ちと自ら考えて行動するスタンス
社会人として仕事に従事していく中では、私は当面の結果よりもどのような成長を遂げたかということが大切な要素であると捉えています。
新しい仕事にチャレンジしていけば、当然成功と失敗を経験することになります。その中で、他人よりも多くの失敗をしようと思えるか。もし失敗した場合は、たとえ自分にその原因が1割しかなかったとしても、責任転嫁することなく謙虚に受け止める姿勢が必要です。また、そこに中長期的なビジョンがあれば、失敗という経験を活かして次なる成長の機会を生み出していくことができます。
そしてもうひとつ、成長していく上で欠かせないものが、自ら考えて行動するスタンスです。仕事の場面においては常に課題や問題に遭遇し、それを解決・改善していく能力が求められるもの。これは社会人になってすぐに身に付くものではないので、学生時代から癖をつけて訓練しておくといいと思います。
最後に、仕事は適度な難易度と量、刺激といった一定条件が満たされると、実に面白く取り組んでいけるものだということをお伝えしておきます。みなさんが仕事を面白くしていける社会人として成長されることに期待しています。
人事部 人材開発グループ 課長代理
沢井 英一郎氏
1994年入社。損害調査部門で保険金支払い実務と部下指導を担い、その後、営業部門で代理店の指導・育成業務を経て2004年から現職。「全員と会うオープンでフェアな採用方針」を実践すべく採用活動に注力している。







