大のソニーファンから、念願のソニー製品を「つくる側」へ。
ソフトウェアエンジニアとして手掛けた「ネットジューク」は、まるで兄弟のような愛着ある存在です。
「社内募集制度」にエントリーして現職へ
子供の頃から大のソニーファン。だからこそ、いずれはソニー製品を「つくる側」にまわりたいという思いをずっと持ち続けていました。そして、エンドユーザーの声を直接カタチにしていく仕事を求めて、まずはソニーマーケティングに入社。ここでは、一般のお客様向けのコンシューマー製品を扱う事業と、企業や官公庁、テレビ局などにシステムを組んで納入する法人向け事業があり、私は業務用システムの構築と国内マーケティングの仕事を2年半経験しました。
その後、ソフトウェア開発の仕事を探して、当社独自の「社内募集制度」にエントリーして現部署へ異動することに。ハードディスクコンポ「ネットジューク」の1号機立ち上げの仕事に携わり、そして現在では5号機までを世に送り出しています。
エンジニアとしての醍醐味、感動
エンジニアとしてさまざまな仕事を経験する中で、昨年「ネットジューク4号機」の開発にあたって「おまかせチャンネル」を搭載した時のことは、とても印象に残っています。
これはハードディスクに入れた曲を自動的に解析して、“ノリノリ系”“しっとり系”など、ユーザーの気分や雰囲気などに応じて分類できる機能ですが、精度を向上させるためには機械に曲の特徴を覚えさせる、人の手を介した調整作業が必要になります。自分自身はもちろん、社内の被験者の協力を得て、大変な数の曲を何度も繰り返し聴いて調整を図り、商品化に至りました。チームの人たちと協力して創り上げたモノが、商品として店頭に並び、お客様に購入していただける。これは言葉では言い尽くせない感動が味わえます。
働くことは、「自分を見つめること」
社会人として働くことの定義として、「自己実現」や「夢を叶える」といった言葉が使われることがありますが、私の場合は「自分を見つめる」ことが大切だと考えています。
働くことを通して、自分の得意なことは何か、窮地に立った時にどのように行動すべきか、どういうところが人に評価されるのかなどを知ることによって、自分自身のあるべき姿に気付いていく。そして、良いところをどんどん伸ばしていくことによって、おぼろげながらも自分の位置づけや輪郭が徐々に発見できるものだと感じています。そのためには、自分の行動を振り返り、見つめ直すことが必要で、私自身は常日頃からそういったことに心がけながら仕事に臨んでいます。
一つひとつの「点」が、やがては「線」に
私自身の経験から大学生の皆さんに伝えたいのは、「これだ!」と自分の直感が働いたことには臆せずに突き進んでほしいということです。人間の直感はすごいもので、その時は気付かなくても後になってみると必ず何かと繋がっています。私が学生時代にのめり込んだ音楽やパソコンの取扱説明書作成のアルバイトなども、面白いもので今の仕事に共通する部分がたくさんあります。例えてみれば、デジカメの画素数のようなもので、今は点でも増えていくにしたがって、やがては滑らかで鮮明な曲線が浮かび上がってくるものです。
そして、就職活動でもこの直感力を大切にしてください。たとえどんなことでも、自分の心の琴線に触れたことは、大抵は間違っていないでしょうから。
オーディオ事業本部
AU開発・技術部門 システム設計2部
荒木 聡氏
2000年入社。入社後、業務用システム構築、国内マーケティングを経て、2003年春に「社内募集制度」にエントリーして現職へ異動。以来、ハードディスクコンポ「ネットジューク」のソフトウェア設計を担当。








