目の前の仕事に一生懸命に取り組んでいれば、自分の方向性は自ずと見えてくる。
大事なのは自分を活かそうとする意欲だ。
幅広い人脈ができるのが企画の仕事の妙味
私の所属する“プラットフォーム開発本部 開発推進センター”というのは、3~5年先を見据え、キヤノンのデジタル製品群に共通する要素技術を開発し、開発した要素技術を各製品に組み込むための橋渡しをする部署です。具体的に言えば、デジタルカメラやプリンター、コピー等で共通に扱える新しい技術を開発し、製品に搭載するためには、展開シナリオ(ロードマップ)の策定や役割分担の明確化など、様々な調整が必要になります。それを技術開発側と製品事業本部との間に立って橋渡しするのが企画部です。この仕事は様々な部署のいろんな立場の人と話をするので、社内の情報に強くなり、顔も広くなり、人脈という財産ができます。そこがこの仕事の妙味です。
ターニングポイントになった企画への異動
入社して最初の配属は、本部の画像技術を研究開発する部署でした。そこで2年間、研究開発の仕事に従事しました。といっても、企業の開発現場で学部卒程度の知識は通用しません。研修で学びながら、自分の大学時代の勉強が今の仕事にどう繋がっているのかがわからないまま、仕事に取り組んでいました。2年間の蓄積でようやく開発の仕事が軌道に乗り始めた時、新設の企画部門への異動を請われました。大学時代以来技術に携わってきた私にとって、それ以外の仕事を経験する絶好のチャンス。性格的にも人とのコミュニケーションを重視するたちですから、そんな自分の性格を仕事に活かせると考えました。自分の描くキャリアプランよりハイペースの展開でしたが、第1段のキャリアアップを決断したわけです。
働く中から自分で自分を成長させる
“水を得た魚”という表現通り、異動した企画課は自分の持ち味を生かせる場という感じがありました。その後、技術開発内の企画課から本部全体を統括する企画部へ移り、仕事内容も社内横断的なコミュニケーション活動となり責任は重いですが、仕事の満足感は大きくなりました。企業のダイナミズムの源泉に携わっている実感に大きなやり甲斐を感じています。この仕事で難しいのは、なかなか個人としての成果が見えにくいだけに自分のモチベーションをどう保つかという点。私の場合は、幅広い知識に触れ、様々な人との出会いで多くのことを学び、自分が成長していく、それを意識することで仕事の活力を得ていると思います。働くというのは、自分で自分を成長させながら、責任感を持って仕事をやり遂げることだと思います。
より自分を活かせる方法を探し続ける
さらに言えば、働く上で必要なのは“プロ意識”仕事をやり遂げるために目的意識をしっかり持つことや、自分だけでなく他人の仕事にも目を配り、周囲への波及効果や影響力を考えながら無駄のない仕事をするということです。そうして、自分にしかできない得意分野、自分にしかできない仕事を見つけていく。そんなイメージを私自身は持っています。企画部に移って自分の性に合う仕事に出合ったように、これからまだまだ成長する自分に可能性の枠を設けず、より自分を活かす方法を探し、活かせる場を求め続けるつもりです。
キヤノンという大きなフィールドを思いっきり走りたい。仕事で100%自分を活かせるように頑張りたいと思っています。
プラットフォーム開発本部
PF開発推進センター
PF開発企画部 CI戦略推進室
若江 亮太郎氏
1999年入社。プラットフォーム開発本部の画像技術の研究開発部署に配属され、開発の仕事に2年間携わった後、開発部内の企画課に異動し、技術よりの企画業務に従事。2003年、プラットフォーム開発企画部所属となり、現職で各製品事業本部を横断する全社プロジェクトや戦略的要素技術の開発企画などを手がけている。








